民法改正について(離婚後共同親権に関連する部分)
1 はじめに 令和6年5月17日に離婚後共同親権を含む民法改正法案が可決され、5月24日に公布されました。公布から2年以内に施行されることになっています。 可決に至るまで、共同親権推進派と共同親権反対派から様々な意見がありましたが、ここではその点には触れず…
1 はじめに 令和6年5月17日に離婚後共同親権を含む民法改正法案が可決され、5月24日に公布されました。公布から2年以内に施行されることになっています。 可決に至るまで、共同親権推進派と共同親権反対派から様々な意見がありましたが、ここではその点には触れず…
国際離婚の場合、どの国が国際裁判管轄を持っているのか、つまり、離婚や離婚に付随する手続きは、どの国で行うことが出来るのかが重要な問題です。 例えば、日本の裁判所に離婚訴訟などの訴えや、養育費審判の申し立てをしても、日本に裁判管轄がないとされてしまうと、訴え…
夫と同居しているが、夫のモラルハラスメントやドメスティックバイオレンス(DV)に耐えられない、別居したい、でも、妻1人で別居すると子どもを世話する人がいなくなってしまうし、子どもを連れて別居すると、「違法だ!」「誘拐だ!」と言われてしまいそう、どうすればい…
30代女性 小学生未満の子あり 相談内容 アメリカで婚姻生活を送っていたが、夫の期限付きの同意を得て、子を連れて日本に帰国した。そのまま、日本で離婚したい。 弁護士の対応 日本の裁判所に離婚訴訟を提起しました。夫の意向によっては、ハーグ条約による返還請求も…
40代女性 15歳以上の子あり 相談内容 夫の不貞については、十分な証拠はない。離婚するにしても、子の医学部に向けた教育費をきちんと決めて、離婚したい。 弁護士の対応 夫の不貞の証拠が弱く、他方、妻側にも離婚の原因になりうる事情がありました。そのため、夫が…
40代女性 小学生未満の子あり 相談内容 夫の暴力が原因で別居したが、夫が子を取り戻そうと画策している。子と安心して生活したい。 弁護士の対応 直ちに、子の監護者を指定する審判を申し立てました。夫は、子にも暴力を振るっていることを詳細に主張しました。調査官…
30代女性 中国人 小学生未満の子あり 相談内容 共働きであったが、子の世話を主にしてきたのは、妻であったことから、子を取り戻したい。 弁護士の対応 直ちに、子の引き渡しの審判と保全の申立をしました。夫婦は同等に共働きで夫も相応に監護に関与していましたが、…
30代女性 小学生未満の子あり 相談内容 元夫と子を面会交流させたところ、元夫が子を連れ去り、戻してくれない。子を取り戻したい。 弁護士の対応 直ちに、子の引き渡しの審判と保全処分を申し立てました。元夫が子を連れ去った状況を詳細に主張しました。元夫の行為は…
50代女性 15歳以上の子あり 相談内容 夫が不貞をしたいので、妻としては離婚はしたいと考えているが、医学部進学を希望している子がいたため、その費用を含めて解決したい。 弁護士の対応 夫は明らかな有責配偶者で、その時点で、判決で離婚の見込みがなかったことも…
40代女性 小学生以下の子あり 相談内容 子の世話をしてきたのは妻であり、とにかく、子を妻の下に取り戻したい。 弁護士の対応 直ちに、子の引き渡しの審判と保全処分を申し立て。妻が追い出された状況や、子の監護状況を詳細に主張しました。裁判所の調査官調査を経て…